育伸社サイン計画
竹中工務店の設計した「育伸社」という学習塾のサイン計画をしました。
モチーフは「定規」。
定規は究極のサインデザインかもしれません。
というわけで、詳しい事は竹中工務店の社内報のために書いた文章をどうぞ。
・・・ブログが手抜き?
いやいや、そんなことない。
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育伸社という学習塾のサイン計画は、
「Urban Furniture(都市の家具)を作りたい。」という
大石さんの問いかけから始まった。
都市的なスケールよりも、人に近いスケールから建築を作りたいという考えは、
現在の建築に対して私自身が感じている問題点と重なり、
ワクワクするような有意義なプロジェクトになる事を想像させた。
私は今回のサイン計画に当たって、
「ヒューマンスケール」「教育」「サインデザインの原点」の
3つの条件を設定した。
言い換えれば、「Urban Furniture」を満たす人間的なスケールの計画であり、
学習塾にふさわしい教育的要素を備えており、
かつ「サインデザイン」の歴史にとって意味ある根源的なデザインを目指したのである。
数々のスタディを経て、最終的にたどり着いたのは
「定規(スケール)」というモチーフだった。
サインのために空間に定規の目盛りを振っていくと、
巨大な建築であっても、スケーラブルな物としての実感が生まれる。
また生徒が様々な単位の目盛りに触れる事で、
無意識にスケール感を養える教育的なサインを作る事ができる。
そして「定規」は、あらゆる物に指標を与えていく、
それ自体が究極のサインだと言えるのではないか。
「定規」は、これ以上を想像し難い最高のモチーフであった。
「育伸社」は、「育て、伸びる社」と書く。
このビルが都市と人のスケールをつなぐ、
「生徒の成長を計るものさし」として永く愛されることを祈っている。