20081116

アイデア、について。

言葉とは、「絶対に水漏れしてしまうコップ」のようなものだ。
そのままの思いを伝えようとしても、どうしても最後の10%ぐらいが伝わらない。
そればかりか、あるときは大きすぎるし、あるときは色が変わってしまう。

だから出来るだけ穴をふさいで言葉に変換しようとすると、
面白いことに、自分の考えを編集しなおす時間が生まれる。
誰かと話をするということと、自分の考えを客観的に見直すことは、
思いのほか、僕らの体の中では似ているのだ、と思う。


そんな、今日の話。


ついさっき、うちのスタッフだった「たー」君がウチに遊びに来た。
彼はいま某デザイン専門学校のデザイン科の学生で、現在就職活動中。
現場経験があるので、模型や施工がとってもうまい。
そのスキルに何度となく助けられた。

アイデアを出すのが苦手だという。
模型がうまいから、きっと手に頼ってしまうのだ。
だから彼には、「トシちゃん」の話をした。
「トシちゃん」。もちろん、田原俊彦のことである。


とはいっても芸能情報ではなく、
「ハッとして、グッ」とくるのが、いいアイデアだという話。
この言葉は、アイデアの本質をするどく捉えていると思っている。
なんだか、このマヌケさも人に説明するのに丁度いい感じなのである。


「ハッとする」の部分は、最初のアイデアの強度。


アイデアの最初では、頭の中やCG、模型でたくさんのスタディを組み立てる。
いま自分達が知っているものについて真剣に考える。
そして、自分達が知らないものについても考える。
誰も気がついていない視点を見つけるために、いろんな情報を集める。

コツは、「出来た!」と思った考えを、しばらく寝かすこと。
頭で考えても、80点ぐらいのものしかできない。
本当にすごいものが出来るときは、偶然にも「めぐり合う」のだ。

アイデアの元になる様々な情報は、ある種の「気体」のようなもので、
たくさん気体を集めて、頭の中でアイデアの圧力を高くしたあと、
そのアイデアの気体を冷やすと、凝固して「結晶」になる。
つまり、デザインが出来上がる。

いつも僕は、そんなイメージでデザインを作っている。

そうやって、作っている自分も「ハッ」とさせられてしまう、
ワクワクするような視点を探している。


そして後半、「グッときて」の部分は、ディテール(細部)。


その昔、ミース・ファン・デルローエさんという建築家は、
「神はディテールに宿る」とおっしゃった。
そんな彼自身が、20世紀建築デザインの神様になってしまった。

どうして、細かいところに「神が宿る」のだろうか。

それはたとえば、「美しいこと」や「感覚的にOKだということ」
つまり「グッ」とくるものだということが、
「ハッ」とさせた視点を純粋に伝えるために大変重要だから、なのである。

言い換えれば、細部を詰めていくことによって初めて、
アイデアは強度をもって人に伝わっていく。

この過程で、最初の「ハッ」とした視点に立ち返りながら、
伝わるものになっているかどうか、美しいものになっているかどうかを、
絶えず問いかける。

製造方法を煮詰める。ライティングにこだわる。そんな地道な努力。

アイデアコンペのようなジャストアイデアのデザインが
どうしても好きになれないのは、多くの場合、
この部分をおざなりにしているからだと思う。

こうやって、人に話しながら自分自身にも問いかける。

「ハッとして、グッと来てるか?俺のアイデア。」

という感じで。


ちなみに、トシちゃんのこの歌を聴いたことは一度もない。

20081114

SMOOTHNESS

smoothness450x.jpg

SMOTx450.jpg

Sx450.jpg

Xx450.jpg

TECHTILE.jpg

20081113

セッション

秋田さん、そんなつもりだったんですか。そいつは、楽しそうですね。

昨日の秋田さんブログより
http://www.michioakita.jp/whiteboard/archives/2008/11/post_498.html

しかし、トークセッションを自主的に企画してみるというのは新しい視点。
自分が誰と話してみたいかを勝手に空想するのは面白そうだ。

たとえば、「生物と無生物のあいだ」の福岡伸一さんとは、
機会があれば本当にしゃべってみたいなぁ。
タイトルの持っている二律背反的な要素を、
科学という無機的な尺について、詩的に、また有機的に語る
福岡さんの文章の中にも同じように感じる。


ところでトークセッションといえば、
「徹子の部屋」って、話したい人を勝手に呼んで勝手にしゃべる、
まさに自主企画的トークセッションなんですね。うらやましいぞ、徹子さん。

最近トットちゃんシリーズ数冊を読んで、黒柳徹子さんに興味津々。
いつか、徹子の部屋に呼んでいただけないかしら。


だんだん一方的に僕が好きな人を書いているだけになってきた。いかんいかん。


でも、いつかそのうち企画します。トークセッション。

20081110

札幌・対談

cs05_f_omote_2.gif

ついうっかり、対談の告知をブログに書くのを忘れていたのですが、
100%の坪井浩尚君との対談を終えて、いま札幌から帰ってきました。

僕らのデザインは互いに全く違う表れをしているのにもかかわらず、
違う場所から同じものを見ているのだなあ、と実感できる幸せな対談でした。

3時間も話していると、デザインから宇宙から建築から仏教から八百万まで、
いろいろな話が出てきてしまったけれど、今日のテーマを一言で表すなら、
「対極」という言葉に集約できるのかもしれません。

見えるものと見えないもの。

小さいものと大きいもの。

個人と集団。

自分と他人。

整合と矛盾。

全く相反するものの中に、何か共通するものを見てしまう感覚と、
デザインする過程の中で直面する、あらかじめ矛盾したはずのものに対して、
ふと整合性を見つけ出してしまう感覚が、僕らの中で深く共通していました。

デザインを仕事にしていて幸せだと思うのは、
新しいアイデアや繋がりが生まれる瞬間を体験することで、
世界の成り立ちや揺るがない真実のようなものに、
すこし触れられる気がするからなのだと思います。
もっともっと知りたい。と思うから、
僕も彼もデザインをしてしまうのでしょう。

今回のホスト、インプロバイドの猪熊さんや小林さん達の、
すごく親身なサポートに大感謝です。ありがとう。
彼らの若さ(僕らより若い!)と行動力に驚きつつ、
札幌ってホントいいところなんだなと実感。
彼らのような若い人たちがいれば、きっと街は安泰です。

また遊びに行きます。必ず。

20081026

Tokyo Design Week Preview(English)

nosigner will participate to a few of exhibitions at Tokyo Design Week.

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

marunouchihouse2008.jpg

Design & Environment @ Marunouchi House (Design Tide Extention)
10/30-11/3

The exhibition focused on the environment design will hold at Marunouchi House,
the restaurant floor of New Marunouchi Building just in front of Tokyo Station.

nosigner and 3 other designers will exhibit there.

Rebirth2.jpg

hatch3.jpg
PHOTO:HATTA

nosigner will exhibit 'EDIBLE designs' such as the lighting which made of egg shell (Rebirth), the plant pot which also made of egg shell (Hatch), and the lighting made of
bean noodle (Spring Rain)
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------


deluxe_logo.jpg

DELUXE? 展 (Design Tide Extention)
10/30-11/3

The 'Deluxe ?' exhibition will hold at gallery egg.
This exhibition is curated by Design Luxe.
4 young Japanese designers and 4 young designers from other countries will exhibit the
'Deluxe' products with the material of air packing.

nosigner will release the new work 'Asterism' which is a transforming lighting.

ASTERISM-CG1.jpg

ASTERISM-CG2.jpg

Asterism-1
2008

By using the regular grid of equilateral triangles in Putiputi,
I tried to make a beautiful object with assembled equilateral triangles.

"Asterism-1" is the transformable lighting object which is applied
the principles of 'Tetrahedra' and 'Kaleido Scope'.

This star shaped lighting has 10 consecutive regular tetrahedrons.
By the behavior of Tetrahedra,which is the geometrical rules of these
tetrahedrons,
you can twist them inwards or outwards while they show different side of
each tetrahedron.
Also, you can change the strength and directions of lights continuously
with this behavior.

There are 3 mirrors in each tetrahedron.
These mirrors make the 3 dimensional sceneries within them and they add special effect to the lights.
You will see the new lighting scenery like Buddhism mandala.

I hope you will enjoy the various star constellations of Asterism-1at night under twinkling stars.


---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

Prototype02logo.jpg

PROTOTYPE02 Exhibition
10/30-11/3

PROTOTYPE02 exhibition will hold at gallery Gotanda Sonic.
30 young Japanese designers(!) will show their prototypes.

aleafx10-4.jpg
PHOTO:HATTA

nosigner will show prototypes of the leaf shaped place mat 'A leaf x 10.0'.
There will be 12 colors of hot stamp samples of the place mat which includes
9 colors which is not on sale.

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

DBMTlogo.gif

Designboom Mart Tokyo @ 100% design Tokyo

10/30-11/3

nosigner will participate to Designboom Mart Tokyo at 100% design Tokyo
.
This is the best flea market of young designers in the world.
You can buy design products from designers directly.


---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

Just don't miss them !

I will be around the exhibition places in the design week.
I am looking forward to meet you somewhere :-D

Tokyo Design Week Preview(Japanese)

今月末より来月の前半まで、東京デザインウィークが開催されます。
様々な催し物が開催され、nosignerもいくつかの展示に参加します。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

marunouchihouse2008.jpg

環境とデザイン @ Marunouchi House (Design Tide Extention)
10月30日~11月3日

新丸ビル7Fのレストランフロア、「丸の内ハウス」にて、
エコロジーをテーマとした展示が行われます。
私ことnosignerと、他3組のデザイナーが展示します。

Rebirth2.jpg

hatch3.jpg
PHOTO:HATTA


たまごの殻で作った照明「Rebirth」と、たまごの殻で作った鉢植え「Hatch」を、
日本で初めて発表します。9月にロンドンで発表した時よりずっと大きくなり、
大幅にグレードアップ。
春雨でできた照明「SpringRain」も登場します。ご期待ください。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------


deluxe_logo.jpg

DELUXE? 展 (Design Tide Extention)
10月30日~11月3日

Design Luxeのキュレーションの元、国内外の若手デザイナーが集まり、
プチプチをテーマとした展示会がギャラリーEGGにて行われます。

nosignerはこの展示で、新作の変形する照明「ASTERISM」を発表します。

ASTERISM-CG1.jpg

ASTERISM-CG2.jpg

Asterism-1
2008

プチプチがもっている正三角形のグリッドパターンを生かして、
正三角形の集合で出来た立体を作ることにしました。

このAsterismは、数学者が発見したKaleido Cyclesという立体幾何学の原理と
万華鏡の原理を応用して作られた、変形する照明器具です。

合計十個の正四面体が星型につながり、連動しながら回転することによって、
光の向きや強さを調整することができます。
また、正四面体の内部に取り付けられた3枚の鏡が、
正四面体の中に空間的な奥行きを持たせ、
今までにない、曼荼羅のような光の広がりを体感することができます。

この黒く大きな星型から生まれる様々な「星座(Asterism)」を、
星が瞬く夜にお楽しみください。

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

Prototype02logo.jpg

PROTOTYPE 展
10月30日~11月3日

30組もの若手デザイナー・建築家を交えた、
プロトタイプのみを展示する展示会が、五反田ソニックにて行われます。

aleafx10-4.jpg
PHOTO:HATTA

「A leaf x 10.0」という葉っぱ型のランチョンマットを製作するときに試作し、
実際には発売されなかった9色を含めた合計12色の
箔押しサンプルをご覧に入れます。


---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

DBMTlogo.gif

Designboom Mart Tokyo @ 100% design Tokyo

10月30日~11月3日

100% design Tokyo会場内にて行われる、
Designboom Martというマーケットに、nosignerも参加します。
このイベントでは、各国の若手デザイナーから
直接プロダクトを購入することが出来ます。

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

Designtouch2008.jpg

Designer's Flea Market @ Design Touch in Tokyo Midtown

10月31日~11月3日

東京ミッドタウンにて行われるDesigner's Flea Marketに参加します。
ミッドタウンは今年のDesignTideの本拠地でもあります。

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

私自身、会期中は各会場をグルグル回っているので、見かけたらお声掛けください。
どこかでお会いできることを楽しみにしております。

20081009

TREE @ D-ba @ E-ma

dba_img10.jpg

TREE exhibition at D-ba gallery.

大阪にあるE-maという商業施設のリニューアルに合わせて、
D-baというギャラリーが誕生しました。
D-baのこけら落としとなる展示、「TREE」にnosignerが参加しています。

http://www.e-ma-bldg.com/r102_dba/index.html

その名の通り、「木」をテーマとしたデザインの展示会。

参加デザイナーは、Ante Vojnovic / FULGURO / graf / Hamiru-aqui / HIMAA / Jamo associates / Maarten Baas / Nina Tolstrup / Piet Hein Eek / Richard Hutten /
そして私こと nosigner


キュレーションにDesign Tide事務局が関わり、
method山田遊さんのディレクションのもと、
世界レベルで見ても超豪華な顔ぶれになっています。

今月末のDesign Tide in Tokyo本番に先駈けての展示。
会期中に大阪に行く方はぜひ覗いてみてください。

そして、来る12日にその山田遊さんと、
大阪を代表する若手デザイナー柳原照弘さんと
D-baにてトークセッションを行います。

柳原さんとは初めてお会いしますが、共感できる仕事をなさっている方なので、
どんなお話が出来るのか、いまから当日が楽しみです。


以下、サイトより抜粋。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10.12(日)15:00~
「TREE」出展デザイナー、nosignerと、「TREE」をプロデュースしたデザインタイドを代表して、methodの山田遊、そして大阪を拠点に活動する有望な若手デザイナー、isolation unitの柳原照弘を交えたトークショー。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


dba_img10.jpg

TREE exhibition at D-ba gallery.

Nosigner is now participating 'TREE' the 1st exhibition of D-ba gallery,
at E-ma building in Osaka.

Participants
Ante Vojnovic / FULGURO / graf / Hamiru-aqui / HIMAA / Jamo associates / Maarten Baas / Nina Tolstrup / Piet Hein Eek / Richard Hutten / and nosigner

http://www.e-ma-bldg.com/r102_dba/index.html

20081004

SOBA

index_image07.jpg

最近、蕎麦がマイブーム。
今日は「かんだやぶそば」と「湯島古式そば」を食べに行きました。
(写真はかんだやぶそばホームページより。)

味の素などの化学調味料にアレルギーのある僕は、
まともな仕事をしている蕎麦屋さんでしか蕎麦が食べれないのです。

今日の二件はどっちも大丈夫だったけど、
聞いてみると老舗の名店といわれている蕎麦屋でも
平気でつゆに化学調味料を入れてたりする。
怖いというか呆れるというか、参ってしまう。

ちなみに、うちの家から近い「湯島やぶそば」と「上野やぶそば」は
その基準でいくと食べられません。
暖簾に恥じない仕事をしてほしいもんです。残念。

まだまだ未熟なそばっ食いとしては、
聞きかじった基本蕎麦ルールにしたがって食べることにしてます。

ちょっとここにルールをご紹介。

1.まずは何もつけずに蕎麦を3本つまむ。

2.つゆだけを一口味わう。

3.3本ぐらいずつ、つゆにつけて食べる。
  蕎麦は下3分の一ぐらいまでつけるのが適量。
  つゆの薄いそば屋は、この限りではない。

4.わさびはつゆにとかず、蕎麦に直接つけてつまむ。

5.美味しかったら、細切れも残さず食べる。

こういう事も、調理場にいる職人さんとの
見えないコミュニケーションだったりするんですよね。

「1」と「4」が自分的にはプロっぽい。
是非トライしてみてください。

20081003

CUUSOO JAPAN BRAND

jb_logo.gif
空想生活とジャパンブランド事業が行っている「CUUSOO JAPAN BRAND」の
ウェブサイトにnosignerのインタビューが掲載されています。

http://blog.cuusoo.com/tv/jb/blog/2008/10/post_4.html

地場産業とデザインを巡る様々なことについてインタビューを受けましたが、
実はこの誌面では書けなかったことがたくさんあります。
とくに、補助金制度のことについては、本当は議論されるべき多くのことが
手付かずのままでいるように思います。

実際に産地に関わっているデザイナーの一人として感じている問題点を、
ここにざっくりと書きます。


・補助金制度自体が「年度」という単位に縛られすぎており、
 長い目で見た産地とデザインの連携が難しい。


・企画書段階で補助金額が決まるため、最終的な成果について
 充分な議論がない。


・産地の将来のために用いられる補助金のはずが、
 補助金の獲得そのものが目的化してしまう場合ある。


うーむ。このあたり、何とかならないものかと考えてしまいます。

こういった問題点によって、
製品のクオリティが下がる場合もきっとあるでしょう。
事実、ひどい結果になっている事業も見たことがあります。
僕はそうならないように頑張ってる・・・つもりなんですけどね。

何はともあれ、特定のデザイナーが参加しないデザイン商品開発という視点は
地場産業にとって新しく、可能性があると思います。
CUUSOO JAPAN BRAND、応援してます。

20080926

NOSIGNER Website Renewal !

goldenspiral.jpg

Golden Spiral
http://www.nosigner.com/

20080917

New Works at London Designer's Block

Nosigner will participate London Designer's Block with new works.
Don't miss it.

来週より始まるロンドンデザイナーズブロックに、ソウルデザイナーズウィーク事務局のご厚意によって招待展示させていただきます。
今回は新作がたくさんあります。以下にご紹介させてください。

LDB2008poster.jpg

http://www.designersblock.org.uk/

Date : 18-21,September (17,Sep is only for press.)
Place : New Venue No1 The Piazza, Covent Garden WC2E 8AA, London
(nearby the Seoul Young Designers Pavilion)

日時: 9月18日~21日 (17日はプレス専用日です)
場所: New Venue No1 The Piazza, Covent Garden WC2E 8AA, London

Here is the photos and descriptions of the new works of nosigner.
--------------------------------------------------------------------
Rebirth
2008

Rebirth2.jpg

Rebirth4.jpg

Rebirth6.jpg

Rebirth7.jpg
photos : HATTA

Rebirth is the lighting product which is made by real egg shells.

Egg shells are very fragile and weak material, but you can make a big
structure by attaching them in a mutually complementary form.
And then, the structure becomes an autonomously-controlled
beautiful shape of necessity such as naturally-occurring form.

In this age with tons of artificial things around us, I feel many people
desire to have 'real things,' which provide them actual feeling of
being, by experiencing nature or life itself.

This light with the name of Rebirth, is a design product which was born
from life itself.
When you realize the signature of lives on the surface of egg shells on
Rebirth, you may feel some special emotional ties between the Rebirth
and you.

(This design will be a part of 'Open Source Products' project produced
by nosigner.)


Rebirthは、本物の卵の殻をつなぎ合わせて作られた照明です。

卵の殻という素材はとても脆く弱いものですが、
互いに力を分散させ補うことによって、このような大きい構造を作ることが出来ます。
そのとき必然的に生まれる形状は、自然界に見られるような、
自律的な関係性による美しさを持っています。

人工的な物に囲まれた時代に生きているからこそ、
人はいま特別な愛着を持つことができ、生きている実感が湧くような、
「命や自然のように本当の物」を求めているように感じます。

「生まれ変わり」という名前を持つこの照明は、まさに命が生み落としたデザイン。
卵の表面にうっすらと透ける生命の痕跡が、あなたとこの照明の間に、
ただの「物」と「人」の関係にとどまらない奥行きを感じさせてくれるはずです。

(このプロジェクトは、nosignerが企画する「Open Source Products」プロジェクトの一環となります)

Hatch
2008

hatch1.jpg

hatch3.jpg
photo:HATTA

Hatch is a planter made of real egg shells which gives the nutrition of
egg shells to plants while they grow.
Hatch gives you a feeling as if the plants are grown up from the eggs.

When the plants are grown, you can return them to the wilderness with
Hatch because Hatch, the egg shells, has biodegradability.
Someday after 10 years, the plants that you brought up may become
a part of the big forest.

(This design will be a part of 'Open Source Products' project produced
by nosigner.)


Hatchは、本物の卵の殻をつなぎ合わせて作られた、種から植物を育てるためのプランターです。

このプランターは、まるで卵から生まれたように植物を育てることが出来るだけでなく、
卵の殻がもっている有益な栄養により、植物の成長を助ける効果があります。

卵の殻は生分解しますので、いつか植物が大きく育ったら、
プランターごと自然に帰してあげてください。
あなたが育てた苗が、10年後に大きな木として森を豊かにするかもしれません。

(このプロジェクトは、nosignerが企画する「Open Source Products」プロジェクトの一環となります)


Triangle Square Rhombus
2008

TSR1.jpg

TSR4.jpg

TSR6.jpg
photo:HATTA

These are the series of products of accessory cases and pen stands.
Their shapes are triangle, square and rhombus.
Each cases has magnets on sides and by combining a few of them, you can
make geometrical-beautiful shape autonomously.
(This product is a collaboration of nosigner and Mr. Masao Tsuboi who is
a wood craftsman in Tokushima, Japan)

三角と四角とひし形を組み合わせた、小物入れのシリーズ。
それぞれが磁石でくっつくようになっており、
これらを数個ずつ組み合わせることによって、
自律的な美しい幾何学模様を作ることが出来ます。
(このプロダクトは、徳島の木工職人・坪井工芸とのコラボレーションによるデザインです。)

20080911

1021157_95775541.jpg

もうすぐ始まる展示のために、卵の殻でプロダクトを作ってます。

そして、フレッシュな卵の中身が余りまくってます。

それはもう、マッシブに。

捨てる訳にはいかないし、かといって食べきれないので、
事務所に来た人にも、インターンの子にも、
とにかく欲しい人に(欲しくない人にも?)卵をあげまくっている昨今。

誰か「ボトル入り2リットルのたまご」欲しい人、いません?

20080906

Design for Asia Award Silver

tacticicle2.jpg

去年のTECHTILE展会場構成が、Design for Asia Awardの銀賞を受賞しました。

今年も11月に新たなテーマでTECHTILE展を開催する予定です。
本年度のコンセプトは「Smoothness」
なめらかさ・粗さを主題とした作品が出展されます。
僕は会場構成とグラフィックを担当予定。
こうご期待。

・・・といいつつ、まだデザインは何も決まっていないのですが・・・

どうなることやらですが、今年もいい展示にするつもりなので、お見逃し無く。

TECHTILE Exhibition design won Design For Asia Award Silver.

We will hold TECHTILE exhibition 2 in this November.
The theme of the exhibition is 'Smoothness'.
Don't miss it !

20080814

Sydney Design 08

TS3E0604.jpg

Designboom Mart Sydneyが始まりました。
今回のDesignboom Martは、Sydney Design 08というイベントの一部。
町中にフラッグがあふれています。
ソウルにしても、シドニーにしても強く感じたことですが、
行政がデザイン文化の普及振興に力を入れているのがわかります。
日本はいつも個人主導ばかり。経済的にも苦しい状況をよく垣間見ます。
日本の行政は何をやっているんだ?

Designboom Mart Sydney started today !
This is the part of Sydney Design 08 powered by POWERHOUSE Museum.
I felt the government in Sydney are focusing on design as culture.
I felt the same thing in Seoul.

How about Japan ?
I wonder if they even consider it...

20080813

Sydney

TS3E0610.jpg

TS3E0612.jpg

TS3E0618.jpg

Sydney Opera House
Jørn Utzon,1973

この世界遺産は、設計者がまだ生きている。

文化の顔になる現代の建築。
北京のスタジアムにも感じたことだけど、それってすごいことだ。

今の時代、デザインに漂っている閉塞感や無力感を、
きっとデザインにかかわる誰もが抱いているんじゃないか。
でも、こういうものを見た瞬間に、またデザインの可能性を感じてしまう。

20080810

designboom mart Sydney 2008


アムステルダムから帰ってきて間もないですが、
今度は来週から始まるdesignboom mart Sydney 2008.に参加します。

新しく発売するランチョンマット、「A leaf x 10」を販売してきます。
日本では、2,980円(税別)にて販売します。ご予約受付中 :-)

Nosigner will participate designboom mart Sydney 2008.

The placemat, 'A leaf x 10' is now on sale :-)
If you want to purchase it, please ask me the details.

----------------------------------------------------------------------------------------------
aleafx10-4.jpg

aleafx10-1.jpg

aleafx10-3.jpg
A leaf x 10
2008
size 535mm x 290mm

日本には古くから葉の上でご飯を食べる風習があります。
思えば、人類にとって最初の食器は、「葉」だったに違いありません。
葉の上でご飯を食べる時、何故か気持ちがいいと思うのは、
人間の古い記憶がそうさせるのでしょうか。

このランチョンマットは、5cm程度のある小さな葉を10倍の大きさに拡大し、
緻密な葉脈を丁寧に写し取った物です。
非常に小さな自然の中にある、驚くほど豊かな構造を
お食事とともに味わっていただければと思います。


A leaf x 10
2008
size 535mm x 290mm

In Japan,there was a custom to eat a meal on a leaf from a long time ago.
I wonder if leaves are the first table ware for mankinds.
We may have primitive memory about the leaf table ware.
I think that's why we feel comfort when we eat on a leaf.

This leaf shaped place mat is the 10 times expansion of a little leaf structure.
I carefully traced the lines of leaf vein in a very small leaf.
Please go through the dinner with the precise structure in a small nature.

Photo : Masaharu Hatta
----------------------------------------------------------------------------------------------

450sydneymartlogo.jpg
Designboom mart Sydney 2008 detail.
----------------------------------------------------------------------------------------------
BRING A DESIGN SOUVENIR BACK FROM SYDNEY!
as part of the cultural program of the 12th international
design festival sydney (8-24, august, 2008),
designboom will host a group exhibition of international
design professionals from around the world.
the designboom mart will take place at the city's
powerhouse museum from 14 -17 august, 2008.

for the first time in australia, designboom will provide
an unprecedented opportunity to meet the young
avant-garde and become familiar with their work.
visitors are able to buy designsouvenirs™ and limited
edition pieces directly from the designers themselves.

at:
powerhouse museum
designboom mart
500 harris street
ultimo
NSW 2007
australia

opening hours:
open daily for public and trade
august 14 - 17, 2008

thursday 14 august, 6 - 9 pm
friday 15 august, 10 am - 6 pm
saturday 16 august, 10 am - 6 pm
sunday 17 august, 10 am - 6 pm
_____________________________

20080806

droog

droog.jpg
意外と、こぢんまり。
オランダデザインの代名詞「droog」です。
中は美術館みたいになっています。

最近、知り合いの「Gallery deux poison」さんがdroogの日本代理店を始めました。
こちらも是非。
http://droogdesign.jp/

Super05 @ Modefabriek

_DSC0101.jpg

アムステルダムで行われた「Super 05」の様子です

The design exhibition,Super 05 was held in Amsterdam as a part of Modefabriek.
Nosigner was invited for the exhibition.
Here is the report.

TS3E0481.jpg
_DSC0077.jpg
PEEPSHOP

Spring Rain (nosigner)
Light Bulbs (Pieke Bergmans)
Ghost Queen Chair (studio drift)

_DSC0015.jpg
GALLERY SHOP

A leaf x 10 (nosigner) , etc

_DSC0004.jpg
Out of the Box
Onituka Tiger (FOC) etc

_DSC0019.jpg
Jungle Booth

_DSC0051.jpg
La Bolleur
この車では、タダでオリジナルジュースが飲めます。
You could have original free drinks here.

_DSC0017.jpg
Sweat Shop

_DSC0042.jpg
Ring My Bell

_DSC0039.jpg
One Color Shop

_DSC0012.jpg
_DSC0056.jpg
車もバイクも買えます!
They sold even Cars & Motor Bikes !

20080803

id

日本に帰ってきました。
アムステルダムの報告は、後日書きます。
気持ちいい国ですね。

ところで、「id site」が昨日オープンしました。
デザインのポータルサイト。なかなか楽しいサイトです。

id-1.jpg
http://idsite.co.jp/

20080727

MODE FABRIEK

飛んでアムステルダム。
明日から展示というタイミングで、
これから参加する展示会の名前を知りました。
まったく、何しにきたんだか。

展示会の名前は、「MODE FABRIEK」。
今年25周年を迎える、家具とファブリックの展示会です。
前にブログに書いたSUPER05という名前は、
MODE FABRIEKの企画展示のことだそうです。

TS3E0477.jpg
ここが展示会場のRAI。とりあえずデカい。

SUPER05では、「SURVAIVALIST」というコンセプトの元に、
カッティングエッジなデザインが展示される予定です。

SUPER05には変わったブースがいっぱいあります。
新しいことをやるぞ! という姿勢は、さすがオランダ。

TS3E0481.jpg
たとえば、僕のSpringRainが置かれるのは、「PEEP SHOP」。
のぞき穴から黒い部屋を覗いて、
3つのライティングプロダクトを見るようになっています。

TS3E0488.jpg
この写真は「GALLERY SHOP」。
新作のランチョンマット「A Leaf x 10」はここで展示します。

今日が準備最終日だけあって、スタッフが「俺ら4時間しか寝てないぜ。」とボヤいてました。
でも、みんな笑顔。
アムステルダム、なんだかいいところだ。いつでも笑顔&握手。

昨日家に泊まらせてもらった友達も、日本にいたときよりピースなオーラを纏ってました。
こういうのを見ると、海外移住組がうらやましくなります。

さて、いよいよ明日から展示。準備も完了。お客さんの反応が楽しみだ。


Say hello to Amsterdam !
I finally realized the real name of the exhibition which I'm joining.
The exhibition will start tomorrow. Wow,it's too late.

MODE FABRIEK

MODE FABRIEK is the exhibition for furnitures and textiles.
This year is the 25th anniversary of the exhibition.

It seems that the SUPER 05 which I said in this blog is one of the special exhibition in MODE FABRIEK.
In SUPER 05,there are a lot of cutting edge designs which was selected with the concept,SURVIVALIST.

TS3E0477.jpg
This is the exhibition place,RAI.
Very Big !


TS3E0481.jpg
There are unique boothes in SUPER 05.
For example,this is the booth 'PEEP SHOP' which is for my Spring Rain light.
You can see the lightings through the holes on the box.

TS3E0488.jpg
This is the 'GALLERY SHOP'.
I will exhibit and sell my new product,'A leaf x 10 place mat' here.

Because this is the last day for preparation,
technical staffs complained that they could sleep only 4 hours yesterday.
But still,they are smiling.

In Amsterdam,I found that everyone is smiling.
Also, water and greens are in everywhere.
It seems so happy to live in here :-)

20080724

Amsterdam

さて、明日からオランダです。

学生の頃から、「オランダデザイン」のことは知っていたし、
オランダの建築がすごい、ということも写真で知っているつもりでした。

でも、今まで行ったことがありませんでした。

何がすごいのか。何がすごくないのか。
その中で僕のデザインがどのように評価されるかも含めて、
きちんとこの目で確かめてこようと思います。

では、行ってきます。

20080723

Campus in Miniature

Campus in Miniature03.jpg

Campus in Miniature0.jpg

Campus in Miniature
2008

This is the project for the open house of The University of Tokyo Research Campus, the highest research institution of Japan. The aim of the project is the publication and finding business partners.

For this project, we made the 60m's long map of the campus building on the ground as for both their exhibition spaces and the sign information. The map contains small showcases of laboratories and shows the elements of researches with their actual places. This map works with the handy map and you can easily get to the laboratories.
This map is the real miniature of the campus.

design : nosigner
photo : Masao Kobayashi

「キャンパスの縮図」2008

東京大学の駒場オープンキャンパスで研究されている最先端の研究を、企業や一般の方々に公開し、研究所のPRや共同研究に繋げるためのキャンパス公開の計画。建物のピロティに、長さ60mに及ぶ巨大なキャンパスの地図を描き、地図上の場所にある研究室の研究内容の一部を50cm×50cmのショーケースに閉じこめて展示した。内容は配布される地図と連動しており、来場者は手元の地図と巨大な地図をたよりに、実際に研究室を訪れて詳細を聞くことが出来る。
また、誘導のためのサイン計画にも工夫があり、影によって自立する矢印がキャンパス中に配置された。

design : nosigner
photo : Masao Kobayashi

20080721

美しいコンピュータ

iMac24.jpg

「iMac」の24インチを買いました。

ほとんど液晶ディスプレイにしか見えない筐体に、
フルスペックのPCが内蔵されています。

メモリを4GBに増設、BootCamp+Parallels Desktopの併用で、
同じ画面上でWindowsとMacのアプリケーションが同時に動きます。

今までWindowsの自作パソコンを使っていた僕にとって、
この景色は感動的。

OSやハードの壁を軽々と越えている。
この世に他のパソコンが必要なんだろうかと思ってしまうほどです。

「美しいコンピュータを作る。」
すぐれたブランドやデザインには、誰もが望んでいることへの
まっすぐな挑戦があるように思います。

ハードウェアとソフトウェアの総体としてコンピュータを考えるために
アップルコンピュータは大きく分けて二つのことを行っています。

ディテールの追求。そして、未来への視座。

この二つは、デザインに必要な要素と全く同じ物です。

i phoneも含めて、近年の彼らの戦略は明らかに、
サーバアプリケーションの普及と
ワークステーションの多様化に進む未来を予見しています。

おそらく彼らの予想通り、この20年以内には、
どこにコンピュータがあるのか判断が出来ないほど、
コンピュータの意匠的要素は減っていくでしょう。

そしてコンピュータの世界に限らず、作るのではなく減らすことが、
今の時代に求められているデザインの仕事だと思うのです。

行き着いた先に、「デザイン」は残されるのか。

おそらく、残らなくてもいいのです。
むしろその時、デザイナーという仕事が
今とは全く違う質のものとして捉えられているといいのですが。

プライス

OZONEで行われる、OPENプライス展2008に出展します。

この展示会は、駅などでよく使われているFRPのプラスチック椅子が
廃棄後に大量のゴミとして埋め立てられている現状から、
これらのFRP椅子を再利用して新しいデザインを作るという試みです。
いろいろなクリエイターの方々が参加しています。

今回nosignerが出展するのは、「Shell Chair Raffle Base」。
イームズの「Shell Chair Eiffel Base」へのオマージュとして、
使用済みハンガーで構造を作り、椅子の脚にするというものです。

Raffleとは、「ごみ・がらくた」という意味。
チャールズイームズが残した世紀の名作椅子に思いを馳せながら、
ごみから作られた名作を目指しています。

Rafflebase6.jpg
nosigner : Shell Chair Raffle Base(CG)

OPENプライス展 2008

洞爺湖サミットが開催される今年、環境問題への取り組み意識が高まっています。本展は、再生デザインや手法に関心の高いデザイナーや工房が集い再生への提案を行うものです。

再生する題材はデザイン史的に意義の高い、1952年に剣持勇氏(故)が産業工芸試験場の研究員としてアメリカに視察へ渡ったとき、イームズのスタジオで目にしコトブキ社との 協力により製品化した「FRP材の椅子」です。その後様々な企業により広く生産される製品です。50数年を経て役割を終えつつある素材を創造の力で今一度新たな価値が与え られないか考えてみたいと思います。
そして、再生のむずかしい問題を楽しく、そして役立つことに変えられないものか? 再生の輪を閉じる役割を担えないものかを考えたいと思います。ゴミを減らし、消費エネルギーを減らし、CO2を減らすための仕組みとデザインを 17組の参加者が独自の提案でご覧に入れます。


「CO2を減らす家具・プライス / Openプライス展2008」
会期: 2008年7月31日(木)- 8月10日(日)
時間: 10:30 - 19:00
場所: リビングデザインセンターOZONE (6Fリビングデザインギャラリー)(東京・新宿)

・オフィシャルサイト
CO2を減らす家具・プライス / Openプライス展2008

20080718

在り方を写し取る。

デジタルハリウッドという専門学校で、デザイン系の学生を対象に
ここ一ヶ月ほど特別ゼミを開催しています。

ゼミの内容は「ひたすらいいものを見に行く」こと。

この数週間で、「最後のマンガ展」「ターナー賞展」「バウハウス展」を
ゼミの学生と一緒に見せていただきました。

ハイ。僕が行きたいところばかりで、申し訳ない。


kyoshou.jpg

今日最終日は「対決 巨匠たちの日本美術」。
日本美術の頂点に立つ歴史上の方々を対決させてしまおうという、
なんとも大胆で身勝手な展示です。すばらしい。

勝手に対決させられるそのメンバーたるや、

     運慶 vs 快慶 
     雪舟 vs 雪村
     永徳 vs 等伯
    長次郎 vs 光悦
     宗達 vs 光琳
     仁清 vs 乾山
     円空 vs 木喰
     大雅 vs 蕪村
     若冲 vs 蕭白
     応挙 vs 芦雪
     歌麿 vs 写楽
     鉄斎 vs 大観 

超豪華ヒーロー対決が大集結なのです。

一つも見逃すところがなく、素晴らしい展示会なので是非見に行ってほしいのですが、その中でも、長谷川等伯の筆がもつ決定的な「リアルさ」には、本当に感動しました。

tohaku1.jpg
長谷川等伯 松林図屏風

等伯の筆は、とてもリアルに思えるけれど、決して写実的という訳ではないのです。

それが僕には、見えてくる表層を写し取っているのではなく、
ものの在り方を写し取っているように思えたのでした。

もし、一つの理の現れを純粋に絵に収めることができたら、
その絵は、人が「本当に見たかった景色」なのかもしれません。

↓ 絵はこちらでも見ることが出来ます。予習に是非。
 
対決ー巨匠たちの日本美術 ヴァーチャルミュージアム

20080717

AXIS「白い箱」

whitebox.jpg

東京のAXISビルで行われる「白い箱」というサマーイベントで、
nosignerが展示を行います。
当日はオランダ出張中で日本にいることが出来ないのですが、
オープニングパーティでは、なんと生ジャズライブが!聴けるらしいですよ。
お暇でしたら、LIVING MOTIFでお買い物ついでに覗いてみてください。

AXIS「白い箱」

詳細
http://nosigner.com/archive/guidance-080707.pdf


nosigner will exhibit in AXIS gallery in Tokyo for the summer event of AXIS building.
I will not be able to go there because I have to go to Netherlands for other exhibition.
But I heard there will be Jazz lives at the opening party.
Please check them if you will be in Tokyo on 7/26-28.

20080715

スタッフ募集

nosignerは、現在スタッフを募集しています。

nosignerという考え方、またnosignerが行うプロジェクトに共感できる方で、
デザインをサポートする事に対してプロ意識を持てる方を希望しています。

デザイン業務のサポート及びマネジメントや事務の仕事がメインとなります。

使用ソフト:Photoshop, Illustrator, vector works, Cinema4D ,Officeなど

詳細はメールにて。
ご興味がある方は、下記までご連絡ください。

info@nosigner.gif

Super Store

nosigner invited in the exhibition , Super 05 and Super Store in Amsterdam.
nosigner will exhibit Spring Rain light and the new product, 'A leaf x 10' place mat.

Date : 2008/7/27 - 7/28

7月27日・28日と、オランダはアムステルダムにて行われるSuper05の
Super Storeというイベントに、nosignerが招待展示します。
今回は、春雨で出来たランプ、Spring Rainを展示するとともに、
新作の「A leaf x 10」というランチョンマットを発表します。

オランダに住んでいる友人達に会うのが楽しみです。
もし期間中オランダにいらっしゃる方がいたら、遊びに来てください。

20080712

movable type 4

アップデートしてみた。
というわけで、テスト書き込みです。

それにしてもこのソフト、インストールが分かりづらいですね。
インストールするまでに試行錯誤2時間。その間に内容データが3回ぐらい消えて、
このブログとも、これでさよならかと思いました。。。

あぶなかった。。。

あ、パソコン音痴じゃないですよ。断じて。

20080711

青森

PAP_0459.JPG

青森に行ってきました。
思えば、小学生以来の青森です。
今回の出張の目的は、青森県立美術館で1月に行うワークショップと展示のための材料探しと、青森の美術専攻の高校生に授業をすることでした。

ワークショップの運営側としては、学生時代の杵柄があるので慣れたもんですが、ゲストとなってワークショップを組み立てるのは、全く別の難しさがありますね。
1日という限られた時間で、一人あたり1,000円前後の予算で、「デザインを通じて社会を考えること」「展示として成立しうるものにすること」そして「参加して楽しく安全なこと」を実現したいと思っています。雪の積もる来年の1月には何が出来るのか。自分の事なのに、まだまだ読めません。

今のところ、ヒバ材の廃材が一つのヒントになっています。とても香りのいい木で、防虫・防かび作用があるそうです。

ちなみに、ここが今回授業をした県立戸山高校。
校章に注目。三本の木で森を表しています。さすが青森。

ちなみに青森の県民性は、どうやらちょっぴりシャイらしい。
生徒たちもやっぱりシャイでした。でも素直でいい子たちだったので、最後の方には仲良くなれました。また機会があったら遊びに行きます。ありがとう。

PAP_0460-2.jpg

20080705

DDA

先日のブログに引き続き、最近おめでたいことが続いています。


後輩で友人の熊谷君と一緒に展示した、神戸ビエンナーレのコンテナが
DDA(ディスプレイデザインアワード)の奨励賞をいただきました。


この展示は「原初の記憶」を書いてもらうというポエティックなテーマを
持っていたのですが、結局起こったのは、
「すごい!消える!」とか、「落書きし放題!楽しい!」みたいな、
「原初の衝動」そのものでした。


想像を超えた、と言うべきか、想像できなかった、と言うべきか。
いずれにせよ、自由とは強く楽しく恐ろしい物だと知りました。


と、そんな展示でございます。なんのこっちゃ。


ケンカしながら頑張った甲斐があったねぇ。熊谷くん、おつかれ!

「 」(かぎかっこ) NOSIGNER x Akihiro Kumagaya

4029063_4283289701.jpg

10872875_2623890312.jpg

10872875_297604889.jpg

20080621

JCD&SDA

tacticicle1.jpg
TECHTILE展の会場構成が、JCD Design Awardの銀賞を受賞しました。

sign1small.jpg
東京大学先端研のイベント用サイン計画が、SDA Design Awardの優秀賞を受賞しました。

この二つは、人生で最初の空間設計と、人生で最初のサイン計画でした。
そう言う意味では、これらのデザインは未熟の固まりです。
JCD賞やSDA賞という、日本を代表する賞をいただくのはまだ早いとも思います。

ただ低予算で、荒削りで、未熟なデザインだからこそ、
「銀賞」「優秀賞」といった「まだ先のある賞」を頂けたことがともて嬉しいです。
だって、「次は絶対、金賞か大賞を取ってやるぜ!」と思えるのですから。

そうそう。

友達の、POINTの長岡さんがJCDの金賞を受賞したようです。
おめでとうございます!
くやしいなあ~。そして、このくやしさがうれしいです。がんばるぞー。


tacticicle1.jpg
TECHTILE Exhibition design won the JCD Design Award Silver Award.

sign1small.jpg
Arrow ,the event sign graphics of The University of Tokyo, won the SDA Design Award Silver Award.

They are both my first design of space design and sign graphic design.
So I can say they are immature designs and they are not enough sophisticated for JCD and SDA both as one of the highest design awards in Japan.
But also, because of they are immature and very low cost,I appreciate this 'Silver' awards.
That's why I can try 'Gold' next year :-)

20080602

災害のためのデザイン Design for the disaster. 

prev1perspective.jpg

prev2diagram.jpg

Design for the disaster. 

When the disaster happens, you see the 'truth' behind the fiction of society.
We do not realize the fragile of the structure in the back of beautifully decorated wall
until we see the pillars burst through the broken wall.
Design could be a fiction itself sometimes.

I think it is necessary to design the 'truth' when to design something for disaster.
I could say it is a expression of the sincerity toward the design.
It's a kind of the sincerity which connects beautiful surface directly to the structure in the deep layer,
or makes the visible thing speak for invisible thing, just like the nature.

I designed the a temporary house for the disaster of the earthquake in Sichuan, for contributing to the article of the Chinese magazine.
This plan may have some lack of investigations because of the limited time for designing,
but I tried to design it with sincerity.

First of all,let's think about the necessary functions of a temporary house for the disaster.
I came to a decision that there are five necessary functions listed below.

1. Easy to build
2. Easy to carry
3. Strong structure
4. Affordable price
5. Comfortable space

For satisfying these five functions, I applied the honeycomb structure which can easily be transformed from a stick to a disk.
This structure was designed for my product 'EN' , the transforming potstand.
With this structure,I designed 'Umbrella House' which opens like an umbrella.

You may reallize the 5 functions are as same as those of umbrella.
If the rain is a kind of disaster, umbrellas are the portable minimum shelter for the disaster.

'Umbrella House' contains five functions like those of an umbrella.

1. Easy to build
The construction of the house completes when you just open it.
You can make the house very easily.
2. Easy to carry
When you carry this to the disaster area, the structure of it becomes a stick which is far smaller than the completed structure.
It is very easy to carry as well as stack.
3. Strong structure
Honeycomb structure is normally very flexible,but when you fasten it with a small frame, it becomes very strong structure .
4. Affordable price
We can expect the cheap prices of the house by using of the honeycomb paper material.
5. Comfortable space
The air layer between honey comb structure with inside and outside plastic sheets keeps the space comfortable
Also, you can adjust the condition of the space by choosing the place of windows wherever on the wall.

And the last of all, it should hold the sincerity of design.
You can see the beautifulness of the structure of honeycomb makes the facade itself of the house.
I carefully designed the house not as decorated design house but as the practically beautiful house for temporary living.

The design of the Umbrella house may just a console for the suffered people.
But if the beginning of design is to make a new point of view, the design is also the wisdom for living.
It's just like to live happily under any conditions.
This is my song for cheering up which has a form of the house.
I wish the earliest recovery of the disaster area.

災害のためのデザイン

災害時に表れるのは、社会が持っている虚構の裏側にある、「本当のこと」だ。
美しく装飾された壁の裏側にある構造がいかに脆弱で表面的なものか、
破壊された壁から柱が突き出すのを見るまで、人はそれに気づくことができない。
時として、デザインはその虚構そのものになることがある。

災害時のデザインを考えるときには、先に述べた「本当のこと」をデザインする視点を持つべきである。
それはデザインに対するある種の「誠実さ」かもしれない。
表層的な見た目の美しさと、その深層にある構造や設備などがお互いを補い合い、
見える物が見えない物を代弁するような、そんな誠実さが必要だと強く感じる。
たとえば自然がそうであるように。

今回、中国の四川省で起こった震災を受けて、私は中国の雑誌のために被災者の仮設住居のデザインを試みた。
あまり時間のない中での検討だったため、不備なところもたくさんあろうとは思う。
けれど私なりに、先に述べた「誠実さ」という視点に立ってデザインを進めたつもりだ。

まず、今回のプロジェクトのための前段階として、仮設住宅に必要な性能について考えることにしよう。
仮設住宅に必要な性能は、思いつく限り以下の5つかと思われる。

1.設営が素早く行えること。
2.運搬が容易であること。
3.構造的に十分な強度があること。
4.比較的安価であること
5.快適であること

これら5つの性能を実現するために、私が以前「EN」という鍋敷きのために開発した変形するハニカム構造を応用し、
「傘のように開く仮設住宅」をデザインした。
考えてみると、先に述べた5つの性能は、「傘」に必要な性能と極めて近いことに気づく。
これは当然のことかもしれない。雨もまた災害だとすれば、「傘」は最小限の携帯用災害シェルターなのである。

この家の特徴は、まさに「傘」のように先に述べた5つの性能に忠実である。

1.設営が素早く行えること。
 開くだけで構造体が完成するというシステムは、施工を極めて容易なものにするだろう。

2.運搬が容易であること。
 この家の構造体は、閉じた状態では一本の棒になり、実際の容積よりもはるかに小さく、そして運びやすい姿に収納できる。

3.構造的に十分な強度があること。
 通常時はフレキシブルなハニカム構造だが、僅かなフレームで固定すると極めて構造的に安定した強さを持つ。

4.比較的安価であること
 耐水のペーパーハニカムの使用を想定しており、比較的安価な提供が期待できる。

5.快適であること
 外側と内側を覆うビニールがハニカムの持つ空気層を挟み込むことで、内部を快適に保つことが出来る。
 また、開口部の位置に自由度があるため、状況にあわせた施工が可能である。

そして最後に、誠実であること。
美しいハニカムの構造体がそのまま外観を構成する「誠実さ」が、この仮設住宅の特徴である。
非常時のためのデザインなので、あえて一切の装飾性を排除し、構造の美しさを前面に出した。

このようなデザインを見せられても、被災者にとっては気休めにしかならないかもしれない。
けれど、もし新しい視点で物事を見ることがデザインの始まりならば、災害の苦しい状況を楽しく過ごすような、生きる知恵もまたデザインなのだ。
これは仮設住宅の形をした応援歌である。現地で苦しむ被災地の一日も早い復興を祈っている。

20080601

FLUOFLOW

FLUOFLOW1.jpg

FLUOFLOW2.jpg

FLUOFLOWmodel1.jpg

FLUOFLOWmodel2.jpg


FLUOFLOW
2008

‘FLUOFLOW’is an installation for an independent exhibition of nosigner at Living Design Center OZONE and an experiment to make the structure which is like a large swirl made of huge amount of used fluorescent lights.

This seemingly complicated structure is actually composed by a simple flat grid of triangles.
When the assembly of grid is transformed adjusting to a space of the gallery, it changes naturally to the complicated 3 dimensional form.
So this shape of the structure is not an arbitrary design, but the form
itself was chosen by the space of the gallery itself.

This is the part of FLUOLESS project.


FLUOLESS PROJECT

Do you know the annual amount of discarded fluorescent lights?
It is about 4 hundred millions. 75,000 tons by weight of used fluorescent lights are thrown away as garbage in Japan.
And 85% of them are thrown into the sea for reclamation of the waterfront even if it contains gaseous mercury.

(At the same time,) fluorescent lights are very difficult to be recycled.
Because it contains various materials including toxic, it’s so difficult to bring out fine and pure materials from them.

We don’t see the discarded fluorescent lights with our own eyes.
Once we threw them away, we easily forget about them.

I want to make some fine and pure objects which touche the hearts of the people and remind them of the huge amount of discarded fluorescent lights.

The name of ‘FLUOLESS’ means used ‘fluo’rescent light which is worth‘less.’ This makes ‘flawless’ structure.


Please feel the potential of used fluorescent lights as a material.


FLUOFLOW
2008

FLUOFLOWはリビングデザインセンターOZONEにて行われた
nosignerの個展、nosign exhibitionの会場構成として製作されたインスタレーションです。

このインスタレーションでは、使用済みの蛍光灯を連結して、
空間を覆う大きな波のような構造体を作っています。
このインスタレーションを製作するために製作された金具はわずか600g程度。
ほとんど廃棄物を出さずに製作されています。

一見すると複雑な形をしているように見える立体構造は、
実際には、平面グリッド状に組まれた使用済みの蛍光灯を、
空間に沿って折りたたむことで自動的に出てきた形状になっており、
恣意的に決められた形ではなく、まるで自然がそうするように、
このギャラリー空間自体がこの形を選び取るという手法で出来ています。

*このプロジェクトは、FLUOLESS PROJECT の一環です。

FLUOLESS PROJECT

年間に日本国内だけで4億本もの蛍光灯が
ゴミとして廃棄されていることをご存じでしょうか。
重量にすると75,000トン。
そのうちの85%が海に埋め立てられています。

同時に、蛍光灯はリサイクルの難しい素材でもあります。
有害物質も含めて様々な素材が集まっているので、
純度の高い物質を取り出すのが困難なためです。

私たちは、このような廃棄された蛍光灯の現実を
目の当たりにすることはありません。
燃えないゴミとして捨てた後は、
都合よく忘れてしまうのです。

膨大な量の廃棄された蛍光灯の存在を、
改めて人の心に訴えかけるような
高い純度をもつ何かを作り出したい。
FLUOLESS PROJECTには、そんな思いが込められています。

「見えないもの」を実現する実験的ファサード
The equilateral-triangular grid of used fluorescent lights transform to three dimensional object by folding
and it makes a large swirl which fills the space.

20080519